ペン構造等解説



 格パーツ名称・機能その他
名称 機能 形状・装着方法等  
キャップ ・比較的もろいペン先を保護し、未使用時に誤って何かに線を引いたりしてしまうことを防ぐカバーのようなもの
・キャップをペン尻に付け、キャップをボディーの延長のような形にして書き心地を変化させている物もある
・ペン先ペン尻に深く被せるようにして装着するタイプや、ペン先、ペン尻の延長のように付けるタイプのものなどがある ・キャップ式ボールペン
・キャップ式シャープペン
・サインペン
・その他
クリップ ・書類やポケットなどに挟み、ペンの携帯性を向上させる機能を持つ
・ペンの転がり防止の役割も担う
・ペン先やボディー、ノックパーツに付いている。取り外しが可能なものと不可能なものが存在する ・大多数のペン 
口金(口プラ) ・リフィルを固定させたり、これを取り外すことによってリフィルの脱着を行うものもある
・これの重量によってペンのバランスが変化し、書き心地に大きく関わる
・ペン回し用の改造では金属チップを重りのようにペンに装着し、回しやすさを向上させるために使用される場合が多い
・金属製やプラスチック製、メッキの施されている物も存在する
・ペン回し界ではチップと呼ばれているが、一般的には金属製のものは口金、プラスチック製のものは口プラと呼ばれている。 ちなみにペン回し界では前者を金属チップ、後者をプラスチックチップ(プラチップ)と呼ばれる
・ボールペン各種シャープ・ペン各種
ボディー ・ペンの軸部分。これにより保持力などが大きく変化する ・ペン先が一体化しているものなどもある。円形や楕円形、数角形、先に行くにつれて太くなっていくタイプや中央が括れているタイプなど、その形状は多岐にわたる ・ほぼ全てのペン
グリップ ・ペンを持つときに指の当たる部分にあり、滑りづらさや疲れにくさ、持ちやすさを向上さを左右させる
・ペン回し用の改造では、グリップ力増強やチップ等の固定、チップに次ぐ重りとしての使用も度々行われる
・ゴムやシリコンなどで出来ており、ボディーに装着するタイプや、ボディーがそのままグリップになっているものも存在する
・凹凸や面などが付いているものが多い
・各種ボールペン
・各種シャープペン 
ペン尻 ・リフィルを固定するための蓋のような部品 ・ボディー後部の穴に挿入するタイプのものや、ボディー後部を延長させるように装着するタイプのものも存在する
・大半は他パーツと比較して小型
・キャップ式ボールペン
・キャップ式シャープペン
サインペン
ノック部(ノックパーツ) ・シャープペンの芯を送り出したり、ボールペンのペン先を出し入れする
・シャープペンでは消しゴムのカバーとなっている場合もある
・クリップ一体型のものも存在する
・シャープペンであれば引くだけで抜けるものが多い
・ノック式シャープペン
・サイドノック式シャープペン
・ノック式ボールペン
リフィル(レフィル) ・インクを内蔵し、先端に付いたボールが回転することによって字を書くことができる
・インクチューブなどとも呼ばれる
・インクを内蔵した筒にペン先が付いたものであり、基本的に筒はプラスチックが多いが、金属性のものも存在する
・これの先のボールの付いている金属パーツは正式にはチップと呼ばれている
・ボールペン各種
インク軸(インク) ・サインペンのインクをペン内部に保管するための部品 ・基本的にはこれの交換によるインク補充を行えるものは少ないのだが、一部のサインペンではインク軸を交換することを前提としたものも存在する ・サインペン各種
※各部の名称は正式なものではない場合がありますが、当サイトでは基本的に上記の呼び方で統一しております

構造例・RSVP Fine(キャップ式ボールペン)
RSVP Fine クリックで拡大
Pentel USA製キャップ式ボールペン、R.S.V.P.Fine

RSVP Fine構造 クリックで拡大
金属パーツはチップのみ。ペン先はボディーと一体化しており、ペン尻を外してリフィルを投入、取り出しする形式.キャップはペン尻、ペン先共にペンを包み込むような形で装着。
構造例・シグノ極細(キャップ式ボールペン)
Signo極細 クリックで拡大
三菱鉛筆製キャップ式ボールペン、シグノ極細


ボディー前方に凹みがあり、その部分にグリップが付いている構造。ペン尻は小さく、ボディーに栓をするような構造。
口金でリフィルが固定されており、口金を外すとリフィルを取り出せる。
キャップは小型で、ペン先、ペン尻共に延長するように装着する。クリップは別パーツだがキャップと一体化している。
 
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